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今日はせっかくキミとのデートの日なのに。
外は…雨。
「なんで?うぅ~。雨止んで!」
私は呪文のように唱えた。
「ほらほら。そんなことしてないで。行くよ?」
「え?どこに?」
キミは窓にひっついてた私をはがして腕を引っ張った。
「どこって…外?」
キミはキョトンとしながら外を指差した。
「外って…。はぁ~。雨だよ?」
私も真似して指差した。
「~~っ!いいから、もう!」
「あっ。ちょっ…。」
キミは私の腕を更にぐいぐい引っ張って行った。
「も~。」
そんなことを言いながら私の顔、にやけてたかもしれない。
すごく嬉しかったもん。
靴を履いて、傘をもって外に出た。
雨は少し止んだみたいだけど、私たちは傘をさして歩いた。
二人とも傘を持ってたから1人ずつ傘に入った。
(あ~ぁ。相合い傘…したかったな。)
そんなことを考えながらキミの顔を見た。
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