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「ん?」
「別にィ~。」
ってゆーか。
さりげなく道路側とか取っちゃって。もっと好きになっちゃうよ?
いいの?諦めが着かなくなっちゃうよ?
そして更に細い道に入っていった。
ポタ…ポタ…。
っ…。傘がぶつかってうまく歩けない…。
私が焦って試行錯誤してるのを見てキミは笑ってるのね。
こっちは必死なのに。
「もぅ…。」
そう言って頬をぷくっと膨らませた。あの日のキミの真似。
あの日の光景を思い出しながら同じように私は口を尖らせた。
キミはとなりのそんな私を見て更に笑った。
「可愛い。」
そう言って優しく笑う。
もう…。その笑顔は反則でしょ?
ついつい許しちゃうじゃない。
「もう…。やだ~。」
涙が出ちゃうよ。幸せすぎて。
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