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「あ」
渡り廊下に差し掛かろうという所でふと俺は足を止めた。
弁当で昼休みのことを思い出した。
いきなり放課後の予定を聞かれたが、あれは俺に何か用事があったんじゃないのだろうか。
また教室にくるのか?
だとしたら教室から出るのはまずいのか?
違うかもしれないし、いいや。
用事があるならまた明日にでも来るだろう。
一度止めた足をまた運び、図書室に向かう。
今、思い出しても相手の容姿が思い浮かぶ。
やはりあんな美人に一度でもあっていれば忘れるなんて事はないだろう。
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