ミィとミィ?

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ミィの身体に誰かとぶつかったような衝撃が走り、学と手を繋いだまま、尻餅をついてしまった。 「痛いミィ!」 「あう…」 お互いにお尻を摩りながら痛そうに顔をあげ、ぶつかった相手の顔を見たミィは思わず目を丸くしてしまった。 なんとぶつかった相手は自分そっくりな猫耳娘であった。 相手も同じ様に目を丸くし、ミィを見ている。 そして、何を思ったのかミィは、右手を挙げ始めた。 すると、相手も右手を挙げてくる。 続いて左手…そして大きく両手を振り始めた。 「良かったミィ!学兄ちゃん!鏡だった様ミィ!」 「ふぅ~♪どうやら鏡だった様ですねぇ~♪」 互いに後ろに振り返り、まるで良い汗をかいたかのような仕草を取る二人に、学は苦笑しながら言った。 「ミィ?鏡じゃないと思うぞ? まず、髪としっぽの色が違うし、服装も違うじゃないか…」 「ミィ?」 「え?」 そして互いに振り返りじーっと顔を見つめ合い、仰け反りながら叫んだ。 「ドッペルゲンガーミィ!?」 「ドッペルゲンガー!?」 「はぁ…」 ドッペルゲンガーな訳がないと学は肩を落とし、ミィの肩を叩き残念そうに首を振った。 「ミィ…ドッペルゲンガーでもないよ…」 「ミィ?ドッペルゲンガーミィ!! ビックバンが起きるミィ!」 学の言葉など聞く耳持たず、ミィは爪を伸ばし戦闘態勢に入る。 対する少女も身体より大きなハンマーを振り上げ構える。
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