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しばらくして、女性が戻ってきた。
「はい、今からちょっとこの紙に書いてある事に答えていただきます。…あ、字は書けますよね?」
「あ、はい。多分…」
という事で、転生前に書かされたような内容を再び書かされ、それを女性に渡す。
「……魔力が無い?今までどうやって生きてきたんです?」
「えっと………こいつで。」
ガシャッと、女性に見える様に肩にかけていた小銃を見せる。
「それは……銃ですか。少し珍しい形をしてますね。」
「そうですかね?近~中距離用なんです。他にも剣とか色々使います。」
「戦闘スタイルも珍しいんですね。あ、えっと……官さんは住む所あります?」
「ないですねぇ…」
「そうですか。じゃあ、ギルドは寮もあるのでそこで生活してください。鍵を渡しますね。トイレとお風呂は共同、食堂があります。食堂は月に一度、銀貨5枚を集金しますので、好きなだけ食べてください。」
「は、はいっ!分かりました!」
俺は女性から鍵を受け取り、まずは部屋に行くことにする。
「ここか。13。」
俺の部屋は13番目の部屋だった。鍵穴に鍵を挿して、開ける。
「おお、なかなか立派な部屋だな。」
だいたい6畳位の広さで、ベッドとテーブル、椅子がひとつづつあった。俺が父さんと住んでた所と同じ広さだ。でも、余計な荷物とかがないからとても広く見える。
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