lesson6 異世界入門

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「まずははじめまして。僕はこのギルドのマスターをやっている者です。今日のコロシアム、面白かった。いい物見させてもらったよ。自分が襲われてるのに、相手を助けようとするんだもん。」 マスターと名乗った人はクスクスと笑いながら、俺にコーヒーを出してくれた。俺はそれに砂糖を2つとミルクを入れて飲む。 「さっきのを見てて思ったけど、君、足速いね!水草の依頼、どの位で戻ってきたの?」 「え?4日くらいです…」 「へぇ!なかなかやるなぁ…うん、合格!」 「………え?」 意味分からん。 「今までのはギルドに所属するためのテストだったんだよー。だから合格。これで君は正式なギルド員だ!さ、ギルドカード出して。」 俺は、マスターに言われてカードを差し出した。そして、ほんの一瞬でただの銀色のプレートが白くなる。マスターが、何か加工をしたんだと思う。 「はい。これね。大切にしてねー。」 「あ、ありがとうございます…」 俺はマスターにお礼を言うと部屋を出た。
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