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「まずははじめまして。僕はこのギルドのマスターをやっている者です。今日のコロシアム、面白かった。いい物見させてもらったよ。自分が襲われてるのに、相手を助けようとするんだもん。」
マスターと名乗った人はクスクスと笑いながら、俺にコーヒーを出してくれた。俺はそれに砂糖を2つとミルクを入れて飲む。
「さっきのを見てて思ったけど、君、足速いね!水草の依頼、どの位で戻ってきたの?」
「え?4日くらいです…」
「へぇ!なかなかやるなぁ…うん、合格!」
「………え?」
意味分からん。
「今までのはギルドに所属するためのテストだったんだよー。だから合格。これで君は正式なギルド員だ!さ、ギルドカード出して。」
俺は、マスターに言われてカードを差し出した。そして、ほんの一瞬でただの銀色のプレートが白くなる。マスターが、何か加工をしたんだと思う。
「はい。これね。大切にしてねー。」
「あ、ありがとうございます…」
俺はマスターにお礼を言うと部屋を出た。
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