プロローグ

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ふわっと花の香りが鼻腔をくすぐり、ぽかぽかした日差しが眠気を誘う。 「ーーこのうららかな春の日差しは、まるで君たちの入学を心から祝っているようでありーー」 校長先生がチラチラと原稿を見ながらもスムーズに挨拶を読み上げる。 入学式がつらつら行われる中、俺は睡魔との闘いで大変である。
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