時空を超えたDQN

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  …するはずもなく、眼前に刃渡り120cmを突きつけられ、半泣き状態で小十郎さんに命乞いの顔を向けるオレ。(泣) 「とりあえず座れ」 目の座った小十郎さんにそう言われましたので、信志くんは瞬時にその場に座りましたとさ。 めでたし♪めでたし♪ 涙目で座った直後、再びにっくき小十郎さんがオレに質問を浴びせかける。 「貴様…。 今、どさくさに紛れて馬超殿の名を出したが……まさか面識があるのか…?」 横目で見れば小十郎さんの目はまだ座っているし、正面を向けばまだ切っ先も突きつけられているしで、オレには素直に答えるという選択しか残されていないようだ。 だからオレは正直に言った。 「面識があるなんてもんじゃないです! オレ=馬超さんであり、馬超さん=オレなんですッ!! だからむしろオレが織田馬超って感じで… …ってゆうか、あ、あれ…?」 保険のために敬語でまくし立てている途中、オレは新たな疑問に気がついた。 ……今、このオールバック凶器……馬超さんの名前を口にしなかったか……? …はい。 ちょうど良い機会なので、ここでこれまでの展開をおさらいしてみたいと思います。(´・ω・`) ①怪しげな光りの球に触れた瞬間、ピカチュ●が怒って意識不明。 ②気がつけば立派そうな木造建築物の中にいて、周りの方々の格好もなんだかおかしい。具体的には『戦じゃ戦じゃあ!』と言わんばかりのカジュアルな服装。 ③しまいには、目の前のイカレ姫や隣りのオールバック凶器が、歴史上の人物名を名乗りだす始末。(もっともオールバック凶器に関しては、正確に『片倉小十郎』だとは判明していない。が、こんなに刀をブンブン振り上げたり振り下げたりするエラそうな小十郎さんは片倉さんとしか考えられない) 上記①、②、③により、非常に信じ難いことだが、 “ 何らかの要因で ” 自分が戦国の時代にタイムスリップしてしまったと推察される。 加えて『何らかの要因』についてもなんとなくわかってきた。 さっきからイカレ姫やオールバック凶器が、しきりに『呼び出した』だの『送り返せ』だの『召還獣』だの非常に病的な供述を繰り返していることから察すると、おそらくオレは、イカレ姫に時空を越えて呼び出しをくらったものと推察される。 ええ。 完全に狂った展開です。(`・ω・´) 英語で言うとパーフェクトクレイジーです。(`・ω・´)キリッ
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