穏やかなる日常

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それから3日間、私は和歌を手伝っていた。 和歌が席を外した隙に、生徒会長が手伝ってくれたりしたおかげで、当初の目的の資料作りは順調に終わりそうだった。 いつも、最後に鍵をかけてから帰る生徒会長が、メールを読んでため息をつくと 「ゴメン今日は先に帰るね」 そういって帰ってしまった。 和歌は帰る前に職員室に行って来る、と出て行った。私はトイレに行ってから、生徒会室に戻って来たところだった。 週末だからな-、デートかな会長も♪ などと呑気に帰り仕度をしていた時だった。 ガチャガチャ ドアノブ付近で音が… 『…っ!開かないっ。』閉じ込められた!? あっ、でも和歌が戻って来たら、気づいてくれる。 そう思った瞬間。 資料室の戸が開いて、和歌が出て来た。 良かった--!! ホッとしてへなへなと座り込んだ私に慌てて駆け寄ってくれた和歌に、説明すると、和歌が顔をしかめてドアを確かめる。 「ホントだ、開かない。 生徒会室って、中から鍵かけられないけど、外から施錠できるタイプなんだよね。資料室は中からしか鍵かけらんないけど。」 和歌は、私がトイレから戻って来る前に戻って来ていたらしい。 一人じゃなかったのは、良かったけど、和歌と二人も危ないんじゃ!? 「学校、今週末は、設備点検で停電だって言ってたよ。暗くてよければ、離れていいよ」
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