幼馴染

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今日、私は日直だったから帰りが遅くなった。それは仕方ないことじゃん。 でもさ、あいつはさ、部活も行ってない。 というか、真っ先に教室を出て言った。光の速さ…と言うわけでもなかったけど誰よりも先に出て行ったのを私は見た。 もう家についていてもおかしくない時間。というかついてないほうがおかしな時間。 なんだけど…、もっかい言いたい。 あの私の幼馴染は何をしているんだろう…。 「…俺に逆らうのか?」 「さ、逆らいませんっ」 あれは…何だろう。 年下か年上か判断できない人と私の幼馴染。幼馴染が一方的に何かをしている…? 「で、でもこれしかないんです…!」 「…まぁいい。」 幼馴染は見知らぬ人から何かを受け取った。紙…に見えなくもない代物。 幼馴染はそれをポケットにつっこんで歩きだした。あれが…学校の誇る優等生か…。 そう思うと落ち込んだ。絶対私の方が真面目に授業受けてるといいきれる。 別に定期テストで100点取ってるわけじゃない。宿題を毎回しっかりやってきてるわけでもない。 でも、授業中教室にいる方が珍しいあいつに比べればまだ真面目だと誇れる自信が私にはある!絶対私の方がまだ真面目だ!それでも、定期テスト満点って…やっぱり頭の中見おかしいのかもしれない、私の幼馴染は…。 それでも退学にも処分にもならないあの優等生。…今のは何? 私はそれを聞くために幼馴染のもとへ歩み寄った。
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