始まりの朝

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始まりの朝

そこはくらぁいくらぁいへやのなか ぼくのからだはいたかった いたい。 いたい。 「ねぇ...おじさんだれ?」 「.....」 ぼくがはなしかけてもなにもいわない からだがいたくなるふしぎなおみずをかけてくる いたい。 いたい。 いたい。 「痛いよ...それ、やめて...よ」 おじさんたちはやめてくれない いたい。いたい。いたい。 いたい。いたい。いたい。 いたい。いたい。いたい。 「予想通りの反応だ」 「予想以上だ、実験終了。聖水の処置後眠らせろ」 そして、たくさんのおみずをかけてきた いたい。いたい。いたい。 いたい。いたい。いたい。 いたい。いたい。いたい。 いたい。いたい。いたい。 「い、痛い!やめて!!それ、その水...!!」 「眠れ、化け物。お前の生きる価値はここで落札された」 そして、僕の目の前は真っ暗になった
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