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俺は周りを見渡した。
詩「俺の思ってる感じじゃないな」
入り口から見て、右がレストランもどき、左が棚が並んでいる道具屋となっていた。
詩「ダンジョンコア、内装の変更はマナが掛かるのか?」
-物を追加するのならば、マナが掛かりますが、モジュールの場所変更はマナが掛かりません-
詩「そうか、それならモジュール移動をしたい。今回はメニュー画面を使いながら配置を決めたいと思うんだが、出来るか?」
-はい、可能です。メニュー画面を展開します。-
俺の目の前には、透明に近い青い画面が現れ、この店の配置になるであろう図が描かれていた。
詩「ここにポーション用の棚を置いて、隣にハイ・ポーション用の棚で、ここにカウンターを設置して、この裏にお金の金庫を……ダンジョンコア、金庫ってどれくらいだ?」
-種類を展開します。-
木箱製の金庫 -50-マナ
岩石製の金庫 -100-マナ
プラスチック製の金庫 -120-マナ
ガラス製の金庫 -200-マナ
鉄製の金庫 -350-マナ
銅製の金庫 -500-マナ
金製の金庫 -1000-マナ
鋼製の金庫 -1980-マナ
タングステン製の金庫 -3500-マナ
アダマンタイトの金庫 -7500-マナ
オリハルコンの金庫 -10000-マナ
詩「流石ダンジョンコアだな、品ぞろえが半端ないな」
-ありがとうございます。マスター、どれになさいますか?-
詩「ちょっとまってくれ、この店の店長になる人たちと相談するよ」
俺は二人を呼ぶことにした。
詩「ネリーさん、ファティさん、少しいいですか?」
二人はすぐに来てくれた。
ネ「なんでしょうか?」
フ「どうしたんですか~?」
詩「まずは簡略式の任命を行う。皆、よく聞くように!」
皆に俺の真剣さが伝わったのか、お喋りを快く止めてくれた。
詩「ありがとう、では、まずはネリーさんから、少し前に」
ネ「は、はい!」
詩「はは、緊張しなくてもいいよ」
俺は回りに聞こえるように大きい声で任命する。
詩「このセリミア・ミシルの道具屋の店長に……ネリーさん、あなたを指名したいと思う。賛成の人たちは、拍手をして欲しい」
俺がそう言うと、周りからは数多くの拍手が響き渡る。
ネ「私が……店長に、ですか?」
詩「お願いしていいかな?」
ネリーさんは、決意したように声を発した。
ネ「はい!頑張ってやらせて頂きます!」
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