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詩「良かった、断られたらどうしようかと思ってたからね?」
ネ「そんなこと有りません!私は詩音様に頼まれたら、何でもこなしていきたいと思っているくらいですよ!?」
……少し、心の奥で恐怖を感じてしまった。
詩「そこまで無理はさせたくないから大丈夫だよ」
うん、ネリーさんの前では、言動に少し気を付けようかな?
何か危ない感じがする。
俺は次に、ファティさんを呼ぶ。
詩「ファティさん、少し前に」
フ「はい」
いつも間延びしているファティさんが語尾を伸ばしていなかった。
それだけ、真剣に捉えてくれていることに、俺は少し嬉しくなった。
詩「ファティさんにはこの、セリミア・ミシルのレストランの店長に任命していと思います。賛成の方は拍手をお願いします。」
先ほどのように、数多くの拍手が周りから聞こえてきた。
フ「ありがとうございます。全身全霊を持って、店長を務めたいと思います。」
詩「ありがとうファティさん、でも、無理だけは絶対にしないようにね?」
ファティさんは表情を崩すと、いつものような間延びする口調になっていた。
フ「はい~心配されることがないように精一杯がんばります~」
良かった、これで大体の方針は大丈夫そうだな
詩「それと、この中に料理屋で働いたことがある人がいたよね?少し出てきてもらっていいかな?」
「私、でしょうか?」
詩「君の名前を教えてもらっていいかな?」
「はい!イマル、と申しますです!」
詩「うん、イマルさんには、レストランのチーフをお願いしたいんだけど、大丈夫かな?」
イ「ふえぇ!?わ、私がですか?」
結構なあわて方だった。意外と愛らしい感じがするな
イ「そ、その……頑張らせて貰いたいです!」
詩「ありがとう、心強くなるよ」
俺は皆の方に声を向けた。
詩「皆も聞いたように、この三人がセリミア・ミシルの中心となる人物となる!何かあったときは、彼女たちに相談するように!俺も少しながら相談に乗るから、気兼ねなく聞いて欲しい!何か質問がある人は居ますか!」
辺りを見てみたが、皆満足そうな表情をしていた。
詩「よし、これで任命式を終わりにしたいと思う。各自は店の中を見学していてくれ」
さてと、どんな金庫にするか決めようかな?
いつものメンバーにネリーさん、ファティさん、イマルさんを加えたメンバーで
俺は、オリハルコンの金庫が良いな
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