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まぁ、買い物と言ってもこの村で売ってる物の値段を確かめて欲しいだけなんだけどね。
そのことはちゃんと、ミコトには伝えてある。
詩「食材は何でも買ってきていいからね?作りたい料理があればそれでいいから」
俺はダンジョンコアを操作して、支度金を手渡した。
464240-10000
454240マナ
詩「はい、これで足りなかったらミコトを通して僕に伝えてね?」
俺は近くにいた一人の女性に渡した。
「わ、わかりました。えっと、この袋にはいくら入っているんですか?」
詩「とりあえず、10万ψ入れといたよ」
俺は当然のように答えたが……
「え、えぇぇぇぇぇぇ!!?」
俺はビクッとする。
詩「ど、どうしたの?」
「ご主人様!?そんなに必要ありませんよ!家なら普通に買える金額ですよ!?」
ミ「あはははは!流石詩音君、最高だね」
し、知らなかった……
詩「ま、まぁ買えるだけ買ってきてよ?一応保存は出来るし……」
5人の女性にミコトも居るんだ。結構買ってこれるだろう。
詩「それに、いろんな材料で作ってみる料理も食べてみたいしね?」
「「「「「!!?」」」」」
なんか、周りのメイド女性の目つきが変わった気がした。
更に、買い物に出かける女性が話しかけてくる。
「その、ご主人様は私たちの料理が食べてみたいんですか?」
詩「もちろん!いつもはダンジョンコアからの召喚料理だったからね、人の作った手料理も食べてみたいよ、たまに僕が作るけど、自分のだと味気ないし……」
俺が答え終わると、目を輝かした買い物組がいた。
「それでしたら、今夜は手によりを掛けて料理を作りますね!」
詩「うん、楽しみにしてるよ」
刹「詩音は誰に言われずとも、女性の嬉しがる事を言ってくれるな……」
ア「若干、天然が入ってますからね?」
リ「天然?」
ミ「……天然?」
後ろで何かコソコソと言っているが、良くは聞こえなかった。
ミ「それじゃ、行ってくるね!」
詩「行ってらっしゃい、気をつけてね?」
俺が店の前まで行って、買い物組を見送った。
後のやることは……
詩「商品の定価とか調べないといけないのかな?」
俺がどうしようかと迷っていると、後ろから声が掛かった。
フ「それなら、私がやりますよ」
さっきまで気絶していたファティマさんだった。
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