雪原世界

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-マスタールーム- ア「……いませんね」 主君ならもう戻ってると思っていたんですが…… ミ「どこ行ったのかな?」 刹「外に出るなら、一言いってから行くとは思うんだが…」 リ「モンスターさんたちの所かな?」 ミ「…この前、案内してくれた場所?」 ふむ、世界樹ですかね? ア「そういえば、サブコアでダンジョン移動はできるのでしょうか?」 -済みません。マスターコアでなら移動出来るのですが、サブコアでは権限が足りません- ミ「なら、片道転送魔法陣の移動だね。詩音君が居たらいいけどなぁ」 刹「居なかったら歩いて帰ってくることになるからな」 リ「わぁい!お散歩だ!」 ミ「…お散歩だ」 ア「夜ご飯が遅くなっては行けませんからね。早速行きましょうか」 私たちは、マスタールームから隣の小部屋に移動した。 -転送魔法陣部屋- ここは魔法陣専用部屋。 と言っても、二つしかありませんがね? 一つは、お店に直接繋がっている移動魔法陣。 こっちの方は、こっちと向こうが繋がっていて、お店からもこちらに帰れるようになっている。 しかし、もう一方の片道転送魔法陣は違う。 こちらからダンジョン内に行ったとしても、あちらからこっちには帰ってくることが出来ない。 ミコトさんが何故向こうにも作らないのかと聞いてみたら、主君は苦笑いになっていましたね。 なんでも、「向こうに作ってしまったら、侵入を許してしまうのと同意義になってしまうからね。不甲斐なくてごめんね?」とのこと。 ミコトさんは元冒険者ですからね。意味はすぐに捉え、納得していた。 そもそも、主君が謝る事ではなかったのですがね…… ア「まぁ、ダンジョンは全3階層。世界樹広場は二階ですし、問題はないですよ」 私たちは、片道転送魔法陣に足を踏み入れた。 -第二層・世界樹広場- ア「っと、着きましたね」 私たちは、主君の夢の場所 世界樹広場へと着いた。 ミ「居るとしたら、世界樹の根元かな?」 刹「あぁ、あそこは日当たりが良いからな。詩音ならあそこで寝てるんじゃないか?」 リ「私もパパとお昼寝してくる~」 ミ「…私も行く」 そういうと、リヴたちは駆けていった。 ア「ふふ、元気ですね」 私たちも歩いて追いかけていいた。
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