あの夜に出会ったあの子

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授業が終わり、下校した後、昨日の裏路地へ行った。 死体らしき物はなかったが、代わりにコンクリートがひび割れ、そこに一本の桐が刺さっていた。 『後悔するなよ?』 そう桐には彫られていた。 あれ?記憶は消したはずだよな??じゃあ第三者がしたのだろうか。 ……というか、コンクリートを凹ませるってどんな力の持ち主だよ。 俺は桐に彫られた文字よりもコンクリートを凹ませるほどの馬鹿力の持ち主が恐ろしくなった。
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