裕也君とカオスな仲間達の一ヶ月~旅立ち編~

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人間と魔族の戦争中。 魔族の城。その中で全帝と(一応)龍司が多分魔王と戦っている頃。 『......絶対なる光。 影を照らし、 魔を払い、 闇を切り裂く。 今ここに顕現する。 全てを浄化する神の裁きを! 【ジャッジメント】!!』 俺達はその城......の屋根の上に、俺こと裕也、そしてルシファーにマオの三人でいた。 そして中から、俺たちにまで少し響くような大声で誰かが詠唱した。 「なぁルシファー」 俺は隣にいるルシファーに聞く。 「なんだ?」 「ジャッジメントってさあ、俺の記憶が確かなら超広範囲神級光魔法だったような気がするんだけど」 「レイという魔法があってな。対象の真上から集束させた光の柱を落とす魔法。それを広範囲に渡って何個も落とす魔法がジャッジメントだ」 というルシファーの説明の後、一筋の光が屋根を突き破り空へと伸びていった。 俺は言う。 「......ということはさ。ここやばくね?」 マオが答えた。 「完璧にここは範囲内だな」 と、なんだか急に明るくなってきたなーと思って空を見上げたら、なんか光が集まってた。 「お、すげ、一点に集束してるな。あれが落ちれば地面深くまで穴が空くんじゃね?まぁ俺も余裕で出来るけど」 ルシファーが空を見ながら言う。お前のスペック自慢はいい。 「じゃあ俺達には当たらなくなったな」 と安心して光を見つめていると、光が落ちた。
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