23129人が本棚に入れています
本棚に追加
/168ページ
瞬間、物凄い衝撃波が生まれて、俺は吹っ飛ばされた。
「お、ちょ、やば、ってやべぇぇぇぇぇぇ!!??」
目が痛い!そしてちょっとやべえ感じで落ちてる気がする!
俺は咄嗟に神力を使って自分が浮いているイメージをする。
これで落ちている感覚は無くなったが、まだ目が痛いので、少しばかり静止する。
手が動く事を確認して、目をこする。
目が開くようになったところで、目を開いて状況を見ると、結構吹き飛ばされたようで、俺は一番近い地面から20mぐらい上の空中で浮いていた。
「ま、まじで死ぬところだった......」
まぁ本当に死ぬかどうか分からないが、今までこんな体験は当たり前だがしたことは無いので、心臓がバクバクしている。
俺は浮いているのが怖くなってきたので、足元の地面を空間魔法で固定して、そこに足をつける。
「すぅ......はぁぁ......」
安堵感からか、自然と深呼吸をする。
「......不意打ちはあかんでぇ。不意打ちはあかん」
不意打ちの怖さを知った僕は、なるべく不意打ちをしないと決めました。
俺は何故か元の場所から少しも動いていないルシファーとマオを発見し、そこまでの空間を固定して移動する。
「お、裕也盛大に吹っ飛んでったなぁ」
ルシファーがなんでもないように俺に言う。
「馬鹿野郎。まじで死ぬかと思ったんだぞ」
「裕也がそのぐらいで死ぬとか嘘乙。それよりもさっきので穴が空いたか覗こうぜ」
ルシファーが指差す先には、ぽっかりと空いた大きな穴が。
「ちっ、まぁいい。覗くか」
ということで、大きく空いた穴に近づいて行く。
最初のコメントを投稿しよう!