裕也君とカオスな仲間達の一ヶ月~旅立ち編~

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瞬間、物凄い衝撃波が生まれて、俺は吹っ飛ばされた。 「お、ちょ、やば、ってやべぇぇぇぇぇぇ!!??」 目が痛い!そしてちょっとやべえ感じで落ちてる気がする! 俺は咄嗟に神力を使って自分が浮いているイメージをする。 これで落ちている感覚は無くなったが、まだ目が痛いので、少しばかり静止する。 手が動く事を確認して、目をこする。 目が開くようになったところで、目を開いて状況を見ると、結構吹き飛ばされたようで、俺は一番近い地面から20mぐらい上の空中で浮いていた。 「ま、まじで死ぬところだった......」 まぁ本当に死ぬかどうか分からないが、今までこんな体験は当たり前だがしたことは無いので、心臓がバクバクしている。 俺は浮いているのが怖くなってきたので、足元の地面を空間魔法で固定して、そこに足をつける。 「すぅ......はぁぁ......」 安堵感からか、自然と深呼吸をする。 「......不意打ちはあかんでぇ。不意打ちはあかん」 不意打ちの怖さを知った僕は、なるべく不意打ちをしないと決めました。 俺は何故か元の場所から少しも動いていないルシファーとマオを発見し、そこまでの空間を固定して移動する。 「お、裕也盛大に吹っ飛んでったなぁ」 ルシファーがなんでもないように俺に言う。 「馬鹿野郎。まじで死ぬかと思ったんだぞ」 「裕也がそのぐらいで死ぬとか嘘乙。それよりもさっきので穴が空いたか覗こうぜ」 ルシファーが指差す先には、ぽっかりと空いた大きな穴が。 「ちっ、まぁいい。覗くか」 ということで、大きく空いた穴に近づいて行く。
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