23131人が本棚に入れています
本棚に追加
/168ページ
「よし、そろそろ主人公(笑)がやられそうだな。どれ......あ、やばいわ。ほいっと」
空間を繋いで全帝達の戦いを見てみると、黒炎で出来た槍が龍司に当たりそうになっていたので、龍司の目の前の空間を別の場所に繋げて槍を何処かに飛ばす。
「それじゃ、音楽頼むぞ。恩着せがましく印象に残るような登場するから、それに見合ったので」
俺はルシファーにそう言うと、ルシファーはiP○dにスピーカーを繋いだものを持って、
「任せろ」
なんかすげぇ真面目な顔で言った。
まぁ俺はあまり気にせずに、大きく空いた穴の上に浮遊し、魔装によって作られた灰色の翼から羽を落としていく。
「誰ですか」
下から、敵らしき人物の声が聞こえる。
そしてルシファーが持つiP○dから、音楽が流れる。
『た~らこ~、た~らこ~、たっっぷり、た~らこ~。た~らこ~、たら~こ~つぶつぶた~らこ~がやってく~る~』
俺はすぐさまルシファーの元に戻り、iP○dを取り上げる。
「ちょ、おま、BGMちげぇ!なんてもん流しやがる!」
思わず大声で叫んでしまった。
ルシファーは涼しい顔で、
「えー、インパクト抜群だろ?」
「抜群過ぎんだろ」
隣からマオが突っ込む。
「こいつぁ、もう駄目だ。マオ、お前が頼む」
致し方なく、マオに頼むことした。
え、自分で決めればいいのに?いはいや、なんか自分で決めると絶対に後でなんか言われそうだもん。
「おk」
マオが頷くのを確認して、再び俺は降りる準備をする。
そして......
『サー○エーさん、サ○エさん。サザエさーんは愉快だブツッ』
俺はマオが持つiP○dを破壊した。
最初のコメントを投稿しよう!