裕也君とカ以下略~勇者編~

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「あーん?そんな浅い闇じゃ、俺は止められねえぜ?」 馬の化物さんは闇を全く意に介さず、突進するだけで闇を振り払って俺とアスラさんに殴りかかる。 「いやいや、だからなんとかじゃ困るんだって。よっ」 アスラさんの腕を掴み、空間魔法で離脱。 「ちっ、今度はわけわかんねえ瞬間移動かよ」 馬の化物さんの拳を空を切り、舌打ちをしながら俺達の方を見る。 「分かった?アスラさんやぁ。邪魔だから和樹と王女様を守っててくださいな。流石に、あれと実力の差はわかるでしょう?」 「だからといって、召喚されたばかりの貴方に......」 「ああもうそういうのいいから。生物で優先するのは命だろう?死にたくなけりゃ、下がっててくださいなー。それに俺は召喚は初めてじゃないんでね」 二度目ですわぁ、それにぼっちで森にポツンと飛ばされましたわぁ。 「さっきから防いだり避けたりだが、お前から攻撃はねえのか?」 「えー、いいの?ルシファーとかいないから、俺は一人でギャグに走る勇気は無いんだよねぇ」 「はあ?ギャグとかお前何言って......え?」 ドサッと、馬の化物さんの六本の内の一本の腕が地面に落ちる。 「まぁ今後の展開上、あんたは生け捕りにして情報を吐かせた方がよさそうだなぁ」 「う、腕がぁぁぁぁ!!て、てめぇ!何しやがったぁぁああぁあ!?」 「わざわざ教えねーよ。お前体から炎垂れ流しにして暑いから、隔離させてもらうわ」 空間魔法で馬の化物さんを閉じ込める。 なんか喚いたり叩いたりしてるけど、聞こえない。 その内酸素とか無くなって気絶すんだろ。まぁ生命活動に酸素が必要なのか定かじゃないけど。 まぁちょっと話を聞くために一部を開ける。 「......うかい、なら、俺はここで死んでやるよ!」 急展開!中でそんな言葉が聞こえたと同時に、隔離された空間内を炎が覆い尽くす。 そしてしばらく経って炎が消えると、空間内には何も無くなっていた。
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