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「つまり、『女装』は日本の文化でもあるんだ。だから「はいはい、もう女装談義は結構ですよ。」
俺は、目の前に座っている女性によって、話をばっさりと遮られてしまった。まぁ、目の前の女性って俺の姉さんなんだけど。
「なんで、遮るんだよ!まだ、話の途中だったじゃないか~激おこプンプン丸( *`ω´)だよ」
「そんなことしても、可愛くないっ!可愛いけどww。その話通算何回目だと思ってんの?」
「えーっと…20回位?」
「もう31回なんですけどっ!!」
「もう30超えしたのかぁ~。流石、俺キラッ☆」
「流石、じゃないし!何キラッ☆って。いい加減飽きるわよ、もう。」
そう言って、姉さんは残りのブラックコーヒーを口にした俺も熱く語ってしまったせいか、喉がカラカラになっていたので、飲みかけのカプチーノに手をのばした。
「そういえば、なんでアンタは私と出かける時、いつも女装なのよ。」
「それはだな、姉上。俺が『カワイイ』からだよ」
「( ´Α`)ウゼー」
「冗談だよ、ホントだけどwww姉さんが、男の俺だと彼氏と間違われるから嫌だって言ってたじゃん。」
「そんなこと言ったっけ?でも、女装のアンタと歩くと、歩く度にナンパされるんですけどヽ(`Д´)ノ」
「仕方ないじゃん。だって、俺、『カワイイ』から(`・ω・´)キリッ」
「…1回、死んどこうか(黒笑)」
「((((;゚Д゚))))」
「でもさ、マジでアンタ、可愛いわよね。ホンッッット、憎たらしい位に。なんで、男に生まれてきたのかしら。もしかして、アンタ本当は女の子だったのかもね。それを神様は気紛れとかおこして勝手に要らないもん、付けちゃったのよ。今から、取ってあげようか?(黒笑)」
「((((;゚Д゚))))」
「アンタ、さっきと顔一緒よ。」
俺は、自分の下半身を守りつつ、最後のカプチーノを飲み干した。姉さん、顔が怖いです…(;_;)
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