0人が本棚に入れています
本棚に追加
アンドルフは驚いたようで、凄く目を開いき、勢いよく振り向く。
そんなにビックリするだろうか?
「何を仰いますか?!本気ですか?」
もちろん、と返した。
そしてアンドルフは、はぁ~、とため息をつき呆れながら答える。
「勇者様は今日15になられますよね?」
赤子に話すように言われムカつくが、頷く。
「知ってると思いますが、ブルータ王国の制度では15歳になられたら成人です。一般的にはこの聖堂などで成人式なんですよ。」
「ならこのまま、ここにいていいんじゃないか?」
後方の聖堂に親指で指しながら言う。
「昨日お話ししたじゃないですか。勇者様の場合北の国にある、城での成人式です。」
呆れ返っている表情。
やれやれ、といった感じだ。
最初のコメントを投稿しよう!