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ずっと長い間、自分を追い込んでいた時期があった。
何故、人は生まれる場所を選べないのか。
何故、普通の範囲以内でないと妬まれたり虐げられるのか。
何故、傷付ける事で喜ぶ奴がいるのか。
何故、無差別に助け合えないのか。
何故、全てを許せないのか。
何故、優しさだけに満たされて生きていけないのか。
何故、活きる目的もなくただ生きているのか。
何故、何故、何故、何故…
こんなにも虚しくて、哀しみに押し潰されているのに…逃げ出せないのか。
涙すら溢れないというのに。
それはきっと。
幾ら心が枯渇していようと、まだ捨て切れないからだ。
底辺にへばり付いた希望や欲望が、誰かしらの温もりに触れたいと欲して止まない。
『どうか…
〝私〟を
〝俺〟を
見つけ出して…
愛して下さい』
狂いそうな孤独だけの世界で生きるのは…もう嫌なんだ、と。
魂が、叫ぶ。
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