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「HARU…なの?」
「ん。そだよ。」
低めの声でHARUはこたえる
「はじめまして。はる。
私はさららん。紗良だから」
「紗良。いいなまえ。俺は遥斗。
はじめまして、紗良。」
改めてみると、背はものすごく高く、
銀の前髪の隙間から見える瞳は黒がかった銀色。
ビジュアル系な男。
(やっぱりクールだ。遥斗)
「かっこいいね、遥斗。」
「そんなことない。紗良もかっこいいよ。」
「ありがとう。」
私はよくかっこいいと言われる。
友達以外の前ではクールでとおっているから。
「紗良。ちいさいだろ…。」
「え…。」
高めのヒール履いてはいるが…。
ズバリ見抜かれる。
「だって…160…だもん。」
顔を伏せほっぺたを膨らませてみせると。
「紗良。かわいい…。」
頭をポンポンされた。
「…な!?」
私は遥斗の顔を見上げた。
遥斗は首を傾げ、「ん?」と
きょとんとした顔をした?
不覚にもかわいいと思ってしまった。
(この…かわいいな…)
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