オオカミに恋をした少女(完結済)

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その時、草むらの中から一匹のオオカミが、勢いよく走ってきたかと思うと山賊たちに、次々に襲いかかりました。 体中を、狼に噛まれた山賊たちは、一目散に、逃げ出してしまいました。 山賊の次は、オオカミが現れ、エミリィは、恐ろしさで後ずさりしたけれど足が絡まって、 そのまま、仰向けに倒れてしまった。 エミリィは、泣きながら思った。 「咬み殺される。もう、終わりなんだ。」 そう思うと、涙がとめどなく溢れた。 オオカミは、一歩、一歩エミリィに近づいてきた。
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