第四章

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「何って、ウチとの契約方法がキスなんだもん。」 「はぁ、それなら仕方ないか…。」 うん、もう諦めって必要だよね。過去は覆らないんだし。 「ウチと契約した貴方は聖属性に重力属性が使えるようになったから。」 「ん。俺のことはソラでいいよ。」 「よろしくねソラ!」ニコッ 笑ったルシファーの笑顔はとても綺麗で思わず見惚れてしまう程だった。 俺はルシファーを連れてミーシャ達がいるところまで戻った。ルシファーもミカエル同様に自分の魔力でこっちに残っている。 「なっ!貴女様は…!」 「どうしたのミカエル、急に大きな声を出して?」 「…いえなんでもありません。」 ミカエルがルシファーを見て驚き大きな声を出したが、ルシファーが人差し指を自身の唇にあて、シーーっという合図を送った。ミカエルは察してごまかした。 (ソラ、ちょっと二人で話したいんだけど。) (ん?いいぞ、ちょっと待て。) 「…タイムストップ」ボソッ 「俺等以外の時間を止めたから普通に話していいぞ?」 ルシファーから急に念話されて、話したいと言われたので時間を止めた。なんだか真面目な話だったし、万が一にも誰かに聞かれることが無いようにだ。 「ソラの記憶は契約の時に見させてもらったから、ソラが元々この世界の住人じゃないことは知ってるわ。」 「うん、それで?」 「ソラはウチを召喚するのに必要な要素はなにか知ってる?」
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