第四章

18/24
前へ
/82ページ
次へ
「ソラも天使かよっ!すげーな!」 時間を動かしたら直ぐにシンが俺の背中をたたきながら言ってきた。 「まぁな。ところで、この後はなにs『ドォオォォオオオン!!』…何だ?」 シンにこの後、何するか聞こうとしたら俺達から少し離れたとこから爆音が響いてきた。 俺達が音のした方を見てみると、使い魔召喚用の魔法陣から黒い霧が出ていた。その魔法陣の近くに地面にへたりこんでる男子生徒がいる。 なんだ、禁忌召喚したのか…。馬鹿だな。 「な、なんだよあれ…。」 「あれは禁忌召喚だな。おそらくあの生徒がしたんだろ…。」 「禁忌召喚って、なんなのよ?」 俺の言葉にミーシャが質問してきた。 なんだ?禁忌召喚も知らないのか? …ああ、禁忌召喚の方法は一般人には知られてないんだったな。何十年も前に学園では教えないことになってな。貴族だけ親から教えられるみたいだが。 なんで俺が知ってるかって?…さっき検索したんだよwww 「禁忌召喚ってのは、普通は魔法陣に魔力だけを流すんだが、魔力と一緒に自分の血を流すことだ。」 「なんで血を流すといけないのよ?」 「使い魔ってのは自分の魔力や潜在能力に応じて召喚される。この世界の魔物だったり、天界の天使だったり、魔界の悪魔だったりな。 だが、そこに自分の血を流してしまうと、魔法陣は魔力ではなく血に反応して召喚しようとするんだ。 血に反応した魔法陣は流した本人を召喚しようとする。なぜなら魔力や潜在能力でなく血で判断するからだ。 流した血にはDNAが含まれているから本人しかありえない。」
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

71人が本棚に入れています
本棚に追加