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おおかたの片付けをして、終電が近付いてきたから帰る事にした。
二人が玄関まで見送りに来てくれた。
「ありがとー」
「こちらこそ有難うね!楽しかった」
「良かった。またゆっくりおいでな」
「うん。うちにもまた遊びに来て。まだ人呼べる状態では無いけど」
「落ち着いたらまた呼んで」
「お~。連絡するわ。みや、急がな電車行ってまう」
「わっ!?」
駅まで小走り気味。
さゆりの早歩きについて行くと、大体こうなる。
「間に合ったぁ」
「セーフ」
「はぁぁ疲れたぁ」
最後が一番疲れたよ。
終電の車内は、静かなものだった。
こういう時、一緒に住んでると心強いな。
帰る場所が一緒やと寂しくない。
電車に揺られていると、珍しくさゆりが私より先に落ちていた。
「ふふっ……寝顔萌え~」
相変わらず、さゆりの寝顔大好きです。
そんなさゆりの寝顔を見つめながら、こんな事を考えていた。
ギャルソンカフェも良いけど、執事カフェも有りやな。と。
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