Act.4

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おおかたの片付けをして、終電が近付いてきたから帰る事にした。 二人が玄関まで見送りに来てくれた。 「ありがとー」 「こちらこそ有難うね!楽しかった」 「良かった。またゆっくりおいでな」 「うん。うちにもまた遊びに来て。まだ人呼べる状態では無いけど」 「落ち着いたらまた呼んで」 「お~。連絡するわ。みや、急がな電車行ってまう」 「わっ!?」 駅まで小走り気味。 さゆりの早歩きについて行くと、大体こうなる。 「間に合ったぁ」 「セーフ」 「はぁぁ疲れたぁ」 最後が一番疲れたよ。 終電の車内は、静かなものだった。 こういう時、一緒に住んでると心強いな。 帰る場所が一緒やと寂しくない。 電車に揺られていると、珍しくさゆりが私より先に落ちていた。 「ふふっ……寝顔萌え~」 相変わらず、さゆりの寝顔大好きです。 そんなさゆりの寝顔を見つめながら、こんな事を考えていた。 ギャルソンカフェも良いけど、執事カフェも有りやな。と。
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