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「いや、とりあえず一発目は」
「あとでーねーー」
えーー……皆に止められたんですけどー?
高校時代を見てきた人らには、みや=ドジは、ステータスになってしまってるな。
嬉しいやら悲しいやら。
「いーねーんーみやちゃんはー食べ専でー」
「そやで。焼くのはうちらに任しといて、いっぱい食べてって!味変用にタレと塩と食べるラー油も用意したし!他になんか要るなら出せるもんは出す。んでこれ、ジャガチーズ餃子もあるで!」
「みやちゃーん好きーやろーってーー思ってーー」
「ジャガチーズ……」
なんやと、ただただ旨いやつやないか!それ。
「こっちー辛いータレーーリサーはーこれー?」
「おー……どうしよっかなー?」
蒸し時間中に、食べる準備にそれぞれ勤しむ。
「さー、そろそろいいかなー?」
「オープンーーー」
漂う湯気と共に美味しく焼き上がった餃子が顔を出した。
「いただきまぁすー!」
「おー、うまそっっ」
「はふっは、はつい……!!」
「熱いやろ、そら。よー一口で全部入れたな口に」
「~~~!!っ!……っまー!!」
「涙溜めながら(笑)」
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