Act.36

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川平さんは、皆で楽しめたなら本当に良かった!と喜んでくれたらしい。 「どこ行ったかとか色々土産話聞かせてって言われたから、行ったとことか話したらさ」 川平さん、まさかの喫茶まるに通ってた常連さんやったとか。 「めっちゃ懐かしがってはったわ。横浜にいた頃めっちゃお世話になってんて、マスターと奥さんに」 「へー!そんな前からあんのか、あの喫茶店」 「そもそも田中っちのおじいちゃんはいつから隠居してはんのやろな?」 「おいしーかったーー」 西田さん、それ、感想……。 「隠居っても、第一線から退いて好きな事する為に地元戻らはっただけに見えるけどな」 「あーー」 めっちゃそれっぽい!! さゆりの言ったことに納得しかなかった。 そら田中っちのパパさんが昔からやり手やったみたいやし、会社は全部子供たちに任せてやりたい事もう一回やろう!みたいな感じやったんかな。 「あのおじいちゃん、まだ60代やって」 「へー!!若く見えはるね!!てっきりまだ50代半ば位やと思ってた!」 「いくら何でも若すぎやろ、みやよ」
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