Act.1

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時の流れは短いようで長く、また早いようでゆっくりと流れているように感じる。 「おいみやーー。これどうする??」 「あーー、それは、そのままでいいよー。すぐにはいらんもんやし。隅に置いといて~」 「んーー」 いよいよ今日は、私の引越しの日です。 東京での勤務が終わり、本日午前中に故郷に帰ってきたのです。 そして学校が休みのさゆりが、バイトを休んで手伝いにきてくれました。 大体の荷物は、引っ越し業者さんに運んで貰ったから、すぐ生活で必要そうな物の荷ほどきを今日はしてしまおうと思っている。 「しかし、お前のお母さんは流石やわ」 「・・・・・・」 「みやはもう実家には帰って来んフラグ勝手に立ててるんやもんなぁ」 そうである。 私の引越し先は、実家ではない。 「まぁ、ちょっとの間一人で寂しいやろうけど、近く私もこっち来るし、我慢して待っとれな」 「・・・・・・う・・・うん」 そして、近くさゆりとの共同生活を始める事になりました。 ルームシェアです。 どど、同棲じゃないよ!?(恥ずかしくてそれは言えない) 成り行きとは言え・・・
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