Act.12

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「いいんじゃなぁい?私だって、周りからしたらきっと認めて貰えない恋だもん」 ナナちゃんは、今の彼氏さんを不倫の末に相手から奪ってしまったけれど、愛してしまった気持ちに嘘が付けなくて、ほとぼりが冷めるまでひっそりとお付き合いを続ける道を選び継続中。 「それにぃ~、ミヤビさんなら、納得しちゃうなぁ、私。むしろ私もミヤビさんならOKしちゃーう。ホントに格好良かったもんー」 「あ。あはは……そかぁ」 流石、さゆり。 カリスマモテの威力は衰え知らずやなぁ。 「ポスター見つけた時さぁ、堪らなくなって、この化粧品会社に電話しちゃったよ私ー」 そして「ポスターのモデルについて教えて下さい」と、訊ねたが『今回の起用は一般の方なので、個人情報は明かせない』と言われたと言う。 ナナちゃんも、電話してた一人でしたか。 「もぅさ、何かぁ、隠される事が悔しいって言うか……多分知ってる人なのに!って思っちゃって。みぃちゃんに電話してすぐに確認したかったんだけど……やっぱり直接聞きたくて。私は、みぃちゃんの事秘密も話した位信用してるんだよ?」
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