Act.12

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私の事ももっと信用してよね!と言ってナナちゃんは、頬を膨らませた。 真相が分からない間、ナナちゃんは一人で色々考えたと言う。 もしや、女装趣味がある彼氏さんなのかも?とかまで考えたとか(笑)。 「まぁ……一緒にいても時々若干女装なんかな?って思う時あるよ」 「あはははは!!みぃちゃん……ひっど」 ですよねー。酷いよね~、私。 「そういないよー?あんな超カッコイイ女子」 「うん」 「私なんて勢いで電話したのにさぁ、ポスター欲しさに会員になっちゃったよ~。えへ」 「え!?」 「広告用ポスターか何か頂けますかって聞いたらぁ、通販会員になって、期間商品買われた方に特典として付けてるって言うんだもーん」 ランダムに届くポスターに“ミヤビ”がなかったらどうしようかと思っていたらしいナナちゃん。 だけど、運良くポスターは“カッコイイミヤビ”が入っていたのだと。 「正直、普段はデスクに挟んでる位お気に入りぃ」 「え……」 「あ。みぃちゃん、仕事終わったら時間あるの?」 「あ、うん……。実は、“ミヤビ”も一緒に……」 「えっ!?」
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