始まり

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始まり

『はぁ~ 彼女ホシ~』 こんちは 俺は『神谷 神(かみや しん)』 16歳 顔上の中 髪の毛松潤風 運動神経バツグン 勉強常に90点から満点 これだけならモテるはずだ 問題は 『身長』 この年で145しかない まぁいわゆる『ショタ』や『チビ』だ そのせいでいままで告白しても 『ごめんなさい 私より背が小さいのはちょっと・・・』 や 『子供は相手にしてないの』 などなど 100%玉砕 あまつさえ男から告白されたこともある ほんと 困るわ・・・ だがまぁ そんな世の中には絶望していない なぜか それは赤い糸を信じてるからで 現に目の当たりしたから かな? 俺の幼なじみで親友の『舞澤 拓海(まいざわ たくみ)』 こいつはまじで主人公タイプで欠点がないのが欠点だと俺は思ってる そんな拓海は小さいとき体が弱くよく入院していたが今は健康すぎるぐらい健康だ 病の名前は忘れたが命に関わるぐらい重体だったのはよく覚えてる あの真っ白な部屋にビニールで囲われた無菌室 いくつもチューブが取り付けられ痩せこけた拓海の横には沢山の機材 俺は毎日今日は何があった 誰々が馬鹿やって先生に怒られたとか 今流行りの漫画がとか それをあいつは力無い笑顔で聞いていた ある日話てたら急に苦しみだして医者や看護婦たちが慌ただしくなった 拓海の親に『ありがとうね 本当にありがとう』と言われたとき意味がわからず怒鳴った 『ありがとうってなに? これからも ずっと毎日話すんだ!! かってに終わらせんな!!』 ませたガキがそんなこといってた気がする それからなんとか容態が戻った拓海にドナーが見つかりみるみる元気になった 2ヶ月もすると本当に病気だったのかと思えるほどになった拓海が退院するのはそうかからなかった それから数年たったある日 小学生3年だったな 転校生がきた 俺の第一印象は『暗い女の子』 目が濁ってて絶望した目 拓海が重体になったあのときに大人たちがしていた目に重なった 名前は『如月 可憐(きさらぎ かれん)』 運命の出逢いだと拓海はいった ドナー提供者の情報はいっさい教えてもらえない それはドナー提供者の方も誰に提供されたか教えてもらえないためわからないのに
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