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『花宮菜央かぁ~。』
私は、人が死んだ後に行く国に向かっている。
人間には、黄泉の国と呼ばれているらしいけど…。
「ハァ…。」
あの子かな?
髪は、ショートでおとなしめの子って感じかな?
『アナタが、依頼者の花宮菜央ちゃん?』
「…?!えっ、あ~。はいっ!」
『私は、天使のシェル。手紙を届ける係よ…。』
もう、亡くなっている人には天使とバレてもいいらしい。
「アナタが、シェルさんなんですか。私、遊びに行っている途中心臓発作で死んじゃって…。お母さん達に、お礼も言えてないの。」
悲しそうな顔で、菜央は話す。『そう、分かったわ。私が、依頼者の願いを叶えます。』
菜央から、手紙を受け取りいよいよ依頼の時間だ。
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