第一章 絆

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「ねぇ、私達にもなにか出来ないかなぁ?」彼女は、犯人を探すと言わんばかりに強い瞳を向けてきた。もう、さっきまでの弱々しさはない。 「そうだな。近所の人から目撃情報ないか探してみるか。」 そうして、俺たちは沢山の人に声をかけていった。 すると、白いワゴン車を見たという情報が得られた。関係ない可能性の方が高かったのだが。 そうして、気がつくと夕方になっていた。かなり寒くなり吐く息も白い。「今日はここまでだな。」
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