第一章 絆
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まもなくその現場に着いた。 すでに警察の現場検証が終わっていたのだろうか、そこには誰もいない だが、コンクリートには薄っすら血痕があった。たいした量ではないと思えたものの、これが友達の真一のものだと考えると怖かった 今ごろどうしているのだろうか。ただひたすら無事を祈るしかなかった
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