43人が本棚に入れています
本棚に追加
現場には手がかりはなにもなかった。もちろん携帯電話も繋がらない。
途方に暮れてぼんやり歩いていると、風村 彩果(かざむら あやか)に出会った。クラスメイトの女子で真一の彼女である。
おそらく、彼女も俺と同じようにここに来たのだろう。
こちらに気づくと短い茶髪の髪を風にたなびかせながら、向かってきた。
「雷雅くん、、、。」よく見ると目が少し赤く腫れていた。
どうしたらいいか分からないというように、俺の袖をギュッと握ってくる。
最初のコメントを投稿しよう!