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「なぁ!! 早く帰えろうぜ!! 早くっ!!」
今日の講義が終わり、帰り支度をしていると横からすごい勢いで迫ってくる友人。
「そんなに焦るなよ拓人。今日は午後の講義がないから時間はいっぱいあるだろ」
隣で騒がしく俺を煽るのは拓人。小学校から大学までずっと同じ学校に通っている幼なじみという奴だ。
「彰太!! 時間は無いんだ!!」
「わかったからちょっと静かにしてくれ! 周りが見てるだろ」
俺は急いでノートを鞄に入れると、拓人に背中を押されながら大学を出た。
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