ぷろろーぐ

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家までの帰り道。 俺と拓人が住む家は通っている大学から徒歩20分と近い。 俺は実家から通うこともできたけど、1人暮らしがしたかったから大学の近く家を借りた。 「よーし!! 今日から二人で冒険できるな!?」 まだ冬だというのに歩きながら暑苦しく話す拓人。 「お前、何でそんなにテンション高いんだよ」 俺と拓人のテンションの差に台風が発生するんじゃないかと思うぐらいだ。 何故こいつがこんなにテンションが高いかていうと……。 「あったりまえだ!! 流行に鈍感な彰太がやっと“real fantasy”を始めるんだぜ!! 長い間ずっと誘ってるのにやってくれなかったからよ。テンションも上がるわ」 そう今こいつが言った様に最近流行ってるというゲームを昨日俺が買ったことでこいつのテンションは最高にハイッてやつだ。
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