一章
1/26
読書設定
目次
前へ
/
26ページ
次へ
一章
……懐かしい夢を見た。 碧い海など見当たらない。潮の香りすらない、暗褐色の世界。モノクロの無声映画を観ているような静けさの中で。彼女は、いつも僕に笑いかけてくれた。俺も彼女に答えようと声を発しようとした。しかし、いくら口を開いても声が出ない。自分でもわかっていたことなんだ。何度、その名を叫ぼうとも―彼女は、戻らない。
/
26ページ
最初のコメントを投稿しよう!
4人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
3(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!