異世界

11/11
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
「まぁとりあえず、座っててくれ」 身に纏っていた、この男はにとってのトレードマークと言えよう金色の鎧を外しながら、青年にくつろげる様に気遣った。 「ありがとうございます」 そう言うと青年は、椅子に腰掛け、張り詰めていた気持ちを和らげる様にため息を吐いた。 金色の鎧に身を纏った男は、鎧を建具に整え、青年が座る椅子の対面に腰掛けた。 「ロンさんってよばれてましたよね?まずは、今更ですが本当に助けて頂きありがとうございました」 青年が改めてそう頭を下げて言った。 「所で、この世界はどんな世界なのでしょうか?いきなり知らない国の知らない時代に何かの拍子で来てしまったみたいで、あたまが混乱してて……」 青年がそう状況を話した。 「…………」 少し間をおいてロンは、この世界、この時代の状況を話そうと口を開いた……
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!