第一章 ~過程迷路~

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エルド「居るだろう、当たり前だ」 エルド「お~いカリ~ン!」 カリン「あっ、はい!今行きます」 エルド「ほら」 パイラ「よ……良かったあぁ…」 エルド「……パイラよ」 パイラ「は、はい…?」 エルド「君はさっきから何を訳の分からない事を言っているんだ?どうした?何か悩み事でもあるんなら何でも相談しなさい」 エルド「分かったか?」 パイラ(そう言う所が優しすぎるのよ……だから…) パイラ「はい。ありがとうございますっ」 エルド「よろしい!」 ガチャ カリン「今来ました。何でしょうか?」 エルド「ああカリン、パイラが何か話しでもしたいらしい。部屋につれてってはくれないか?」 パイラ「え?私そんな事一言も…」 エルド「パイラ、頼むから静かにしてくれ……。もう少しで足りない何かが見つかりそうなんだ」 パイラ「あ……はい…。分かりました……」 カリン「えっ…?え…?」 パイラ「行こ?カリンちゃん」 カリン「良いの?」 パイラ「良いの…っ」 カリン「う、うん。分かったわ」 ……………… ………… …… ガチャ エルド「ふぅ…。今日のパイラは妙に騒がしいなぁ……」 エルド「と言いつつ足りない何かが見つかりそうだ…」 エルド「ああだろ?こうだろ?おおっ!」 エルド「もう少しだ」 エルド「パソコンでもいじるか。何かヒントになるような……」 エルド「あ……見つけた…」 エルド「なるほどなるほど」 カチカチカチカチ エルド「後はカリン……」 ……………… ………… …… パイラ「それでさぁ…今日不思議な事があったんだよね~」 カリン「そうなの?なんか凄そうね」 パイラ「いやそれが凄いなんてほどじゃなくてさ~」 コンコン エルド「僕だ、エルドだ。入って良いか?」
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