第一章 ~過程迷路~

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パイラ「ん?さては一人寂しくなったんだね……エルド先生…」 カリン「はい。何でしょうか?」 ガチャ エルド「僕は寂しくなんか無い!」 パイラ「またまた、そんな事言わないで正直に言ってくださいよっ」 カリン「はあ…」 エルド「おっと。ちょっとカリンだけ借りる。静かにしててくれ」 カリン「え?私ですか?」 エルド「うむ。研究の力になって貰いたいんだ」 カリン「あ、そう言う事ですか。分かりました」 エルド「では借りる」 バタン ………………。 ……私はまた、ポケットにある物を掴んでみた。 やっぱりある……。 パイラ「………これは…何なんだろう…」 パイラ「四角くて…」 ……………… ………… …… カリン「それで、何か分かったのですか?」 エルド「そうなんだ。足りない何かが見つかった」 エルド「ちょっとこっちに来てくれないか?」 カリン「あ、はい」 エルド「えーにかはつめかはかひしれつはかにつにかはつめかはかひしれつはかにつ」 エルド「あーにかはつめかはかひしれつはかにつにかはつめかはかひしれつはかにつ」 神に従えし天才なる者よ 我らに力を与えられん カリン「……うっ…」 エルド「にかはつめかはかひしれつはかにつにかはつめかはかひしれつはかにつ」 カリン「う…うぅ……ぅ………」 バタッ…… エルド「倒れたか……。しかしこれで……これで……!」 エルド「完成だ!大発見だ!いや、大発明だ!」 エルド「あ……れ…?」 エルド「急に眠気が……」 エルド「……………」 バタッ…… ……………… ………… …… パイラ「……一人はやっぱり寂しいな…」 ガチャ パイラ「……えっ…?なに……?何なの!?」
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