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エルド「いや、別にそう言う訳じゃないけど……」
エルド「……うん、そうだな。分かった、ごめん。止めとくよ」
カリン「よろしい!」
エルド「それは僕の真似かっ…」
カリン「はい、そうです。案外似てましたでしょう?」
エルド「いや似てないだろっ」
パイラ「……なんで…。私、本当に透明になっちゃったんだ……」
パイラ「普通に喋ってても聞こえて無さそうだし……」
パイラ「エルド先生はきっと私が嫌いだったかもね……」
パイラ「エルド先生……、嫌いな私が見えてますか…?」
パイラ「嫌いな私の事、もう忘れてはいませんか……?」
パイラ「…そもそも、いない方が当たり前だったのかな……」
とんでもない現象、どうやら私は透明人間になったみたいです……。
ずっとこのままなのかな……。
私はそんな事を思いながら、研究室を出たんだ。
私の居場所は、もうどこにも無い…。
だって私は……。
透明人間なんだから……。
ゴミと同じだよね……。
それでも分かった事がある。
この四角いキューブの正体が何なのかが分かった気がする…。
きっと、願いが叶う物なんだと思う。
私がやり直せたらって願ったらやり直せたし、エルド先生には消された……。
それって間違いなく願いが叶ってるよね……?
って事は……そっか!
私はポケットから四角いキューブを取り出した。
パイラ(これに願えば良いんだ…。普通の人間に戻れるかも知れない)
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