~プロローグ~

2/2
前へ
/109ページ
次へ
さて……。 僕は一つの過ちをおかした。 人間として生まれ、世界を渡り、人生という網で縛られて生きている。 そんな過ちを。 その一つの過ちをおかした代償として、一つの幸を手に入れた。 過ちをおかせば幸が手に入る。 ここはそんな世界。 過ちを幸に。 また、幸を過ちにして時を巡らせていく。 人はそれを、等価世界と呼んだ。 ……………… ………… ……
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加