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-研究室-
エルド「うっ…んん…?」
エルド「いててて……」
エルド「僕、いつのまにか倒れてたのか……」
エルド「カリンまで相変わらず倒れたままだな……」
エルド「あ、そうだ!あれは?あれはどこだっ?」
エルド「無い…無い……嘘だろっ……」
エルド「確かに開発成功したはずなんだ…」
エルド「なのにどこにも無い……どうして…」
エルド「……………」
エルド「これじゃあパイラを元に戻せないじゃないか……」
エルド「……そうか、パイラを消した僕の罰か…。仕方が……無い…」
エルド「死のう」
エルド「カリン、ごめんな…。僕、罪を補うために…パイラを元に戻すために……死んでくる」
僕はエルドだ。
カリンのおかけである開発に成功した……はずだった。
しかしどこにも見当たらないんだ…。
四角い、願いを叶えるキューブが…。
これはきっと罰だ。
僕がパイラを消した罰。
でもパイラは死んでいないはずだ。
僕が推測するに、邪魔だとかうるさい程度の願いだった。
だから体が透けて声が聞こえなくたったぐらいで、死んではいないはずだ……。
しかし何故?
何故パイラは完成品を持っていたんだ……?
そこは全くの謎だ…。
でもそんな事を考えても仕方がない。
僕はパイラを戻すために、死ぬんだから……。
けじめさ……。
よし……。
僕はけじめをつけた後、自ら川に飛び込んだ。
エルド「さようなら……カリン…。ごめんなさい……パイラ…」
………………
…………
……
バッシャン……
………………
…………
……
-研究室-
カリン「うっ………」
カリン「ここは……?」
カリン「もしかして…。エルド先生の研究に付き合って倒れたのかしら…」
カリン「ここは研究室よね……」
カリン「電気がついているものの、妙に静か…」
カリン「エルド先生!居ますか?エルド先生!」
カリン「……………」
カリン「居ないのかしら……」
カリン「あら…?私の部屋の机に紙が置いてあるわね…」
カリン「何かしら…」
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