第四章 ~疑心落着~

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私は取り合えず交差点を抜けて、研究室までたどり着いた。 パイラ「ね…眠い……」 パイラ「そう言えば私、一睡もしてないんだよね……」 ガチャ パイラ「おじゃましまーす…」 カリン「え?パイラ…?」 パイラ「あ、カリンちゃん!」 パイラ「起きたんだ、良かったあぁ…!」 カリン「……ねぇ、パイラ」 パイラ「ん?何……?」 カリン「パイラのせいで、エルド先生が死んだらしいんだけど」 パイラ「えっ…?」 カリン「それにいつ居なくなったの? なんで今戻って来たの?」 パイラ「エルド先生が……死んだ…?私は色々あって……。あ!その四角い物!危ないから貸して…!」 カリン「……いやよ。早く答えてちょうだい」 カリン「パイラの為にエルド先生が自殺ってどういう事なの……?」 パイラ「……っ!まさか…っ!」 カリン「まさか…?」 パイラ「……カリンちゃんそれ貸して!」 カリン「あら…?私の携帯から何か来たわね…。メール着信?」
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