第四章 ~疑心落着~

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パイラ「……昼の…2時…」 パイラ「寝坊した…!このままじゃ危ない……!」 だって…昨日は一睡もしてなかったから……。 寝坊しちゃった……。 確かこのぐらいの時間にはもう……。 パイラ「取り合えず急いで研究室にいかなきゃ…!」 パイラ「エルド先生が、いますように」 私の為に死んだのなら、私のせいでもある……。 今度は私が助けなくちゃ……! パイラ「はぁ…ついた……」 パイラ「おじゃまします……」 ガチャ パイラ「あ…………倒れてる……」 パイラ「来るのが遅かったって事……?」 パイラ「でも待って…」 日にちは過ぎて4月27日の火曜日。 でも二人が倒れてたって事はやり直してるはずで……。 昨日はカリンちゃんが起きてたし、エルド先生もきっと……。 って事はこのままでも平気って事で良いのかな……。 きっと二人とも、起きるよね……? 私は二人が起きるまで、ずっと待ち続けた…。 そしてようやく……。 エルド「んん……」 パイラ「先生!」 エルド「あ…ああ……いててて……ってパイラ!?」 パイラ「はい、無事で何よりですっ」 エルド「あ…うむ…。ちょっと研究してて疲れたのか、眠ってしまったようだ…」 エルド「所であれは……」 パイラ「あ、これですか?」 エルド「ああ…!それだそれ。」 エルド「貸してくれ」 パイラ「あの……先生、一つ聞いても良いですか…?」
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