第一章 ~過程迷路~

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朝の6時半、僕はふと目を覚ました。 名前はエルドだ。 ある開発に向けて研究をしている、言わば科学者だ。 どうやら僕は机に突っ伏したまま寝ていたらしい。 エルド「ふむ……眠い…」 「エルド先生、おはようございます」 エルド「ああ、おはよう。カリン」 カリン「はい」 紹介しよう。 研究において、僕の助手であるカリンだ。 これがまた良い助手で、頭が良い。 いわゆる天才だ。 カリン「ところでエルド先生、研究の方は順調ですか?」 エルド「いや、まだまだだと思う。何かが足らなくてな…」 カリン「そうですか…。私も手伝いますので、何かあればいつでも呼んでください」 エルド「うむ。頼もしくて何よりだ、その時は頼む」 カリン「はい!」 爽やかな笑顔でそう返事をしたあと、一回お辞儀をして自分の部屋に戻っていく。 此処は研究室なのだ。 他にもう一人助手が居るのだが、研究室に泊まれないため、家から此処まで通っている。 恐らくもう少しで来るだろう。 僕はそれまで研究を続けるとしよう。 カチカチカチカチ エルド「うーーーむ……。ここをひょいっとして…なるほど…こんな形で良いもなのか…」
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